2017.05.25

こんにちは、憤死確定です。
長いあいだサイトを放っていますが、しばらくはこのままの状態が続くような気がします。

最近思うところがあって急に大掃除を始めました。
掘っても捨ててもいくらでも本とか本とか本が出てきてうんざりします。
そんなある日、積みゲーならぬ積みプラが押し込まれているクローゼットからMSXのソフトを発見しました。
懐かしいソフトばかりで、当時のことを思い返していたのですが、ふと思い至ります。

「これってプレミアついてるんじゃなかろうか」

早速、なんでも知っている便利な箱に尋ねました。
箱曰く、最近は「BEEP秋葉原」さんがレトロPCの買取をされているらしいとのこと。
ネットオークションの方が高く売れるだろうとは思いました。しかし、入札待ちとかオークションサイトへの手数料やら入札者とのやり取りなどを考えると、正直億劫になったので、

「面倒だ。プロに任せてしまえ」

と、なったのであります。


念のため、買い取りをしていただけるかの確認のつもりでお店に電話させていただきました。
いい歳をして電話口でキョドってしまいましたが、丁寧な店員の方のご説明でMSXハード、ソフトともに買取可能であることが判明。
電話をした時点ではソフトしか見つけていなかったので、急いでハードも引っ張り出しました。
SonyのMSX2+ HB-F1XVと同社製プリンタ、HBP-F1Cです。確認したところ、欠品はありません。

部屋に物が多すぎて、片付けもままならないことにイライラしていた憤死はマッハで買取依頼の手続きを進めます。

この記事を書いている時点で確認したところ、BEEPさんではみっつの買取形態がありました。

1.宅配買取
アイテムを郵送して買い取っていただきます。
2.出張買取
なんとスタッフの方が自宅までいらして、査定、買取、代金支払いまでしていただけるという夢のようなサービス。
3.持込買取
直接お店へうかがって、その場で査定や買取をしていただきます。
※それぞれ買い取りの流れや決まり等がありますので、希望される方はサイトを熟読したり、お店の方に確認されるのがよろしいでしょう。


ものぐさな憤死は出張買取を検討しましたが、MSXが接続できるモニターがないこと。たとえ、モニター持参で来ていただいても、家族の前でエロゲの動作確認をされた日には即座に家出しなければならないことを恐れて、宅配買取を選択しました。

メールフォームから、アイテム一覧とその状態などを入力し送信。査定額が記された返信を受け取ったところで、あらためて買い取りを依頼、加えて、「宅配買取キット」の送付をお願いしました。
この「宅配買取キット」、いってしまえばダンボールなのですが、外箱入りのPCも入るサイズもあります。しかも無料。送料は着払い、着払い伝票も同封。楽だ。楽すぎる。自分の人生もこんなイージーモードだったら良かったのにと思いましたが、そこはそれ。ハードすぎて辛くなったら、アガスティアの葉でも見に行きます。


そして、数日後。届いたダンボールがこちら。随分と丁寧に梱包されています。同封された書類はクリアファイルに入っていました。




記念にと思ってわざわざカメラで記録したのですが、ダンボールが届いた!早く送らないとBEEPさんのお仕事が滞るかもしれない!という過剰な配慮と、片付けが進まないから早く発送したいという急いた気持ちから、誰かに見せるということが配慮されていない画像になってしまいました。

とりあえず、MSX本体を入れます。




プリンタは在庫過多とのことで買い取り対象ではありませんでした。プリンタこそレアかなと思っていたのですが、印刷は現行機で済むので需要がないと考えれば当たり前のことかもしれませんね。

ピンクソックスシリーズです。1,3,4,5,6,SUPER,PRESENTS。残念ながら歯抜けです。




次は裸のフロッピーディスク。




奥の方のライトグリーンのものはMSXFANの付録で、手前の方はソフトベンダーTAKERUで購入したピンクソックス2,7,8です。当然、通常のパッケージ入りのものが好まれるのでしょうが、こちらの方がレア度が高いかもしれないという安易な気持ちで一緒に送らせていただきました。

エロゲが続きます。左から「私をゴルフに連れてって」、「うろつき童子」、「DRAGON KNIGHT」、フェアリーテールとELFの作品です。エロゲーなのにRPGというDRAGON KNIGHTはかなり斬新でした。




まだエロゲです。アリスソフトの「D.P.S SG」とポニーテールソフトの「雀ボーグすずめ」です。
こうやって見ると、当時の自分がなにを基準にエロゲを選んでいたのか分かりません。ピンクソックスシリーズはキャラクターデザインが好きだったことは覚えています。雀ボーグすずめはヒロインの緑髪が気に入ったから、という理由でしょう。いまでもそれはあまり変わらないようです。




やっと一般ゲーです。ナムコの「F1道中記」とコナミの「スペースマンボウ」です。




F1道中記はフォーミュラマシンで日本を縦断するという世界観にとても惹かれて購入しました。当時としても単調な雰囲気でしたが、優勝するまで何度もプレイしていました。
スペースマンボウはグラディウスシリーズと類似するシステムですが、別の物語です。ゲーム自体の難易度は低いものでした。
MSX2以降用のゲームとして特徴的なのが、それまでコナミのシューティングゲームといえば、8ドットごとのカクカクしたスクロールだったのですが、これは1ドットごとのスムーズなものとなっています。
今回買取っていただいた中で、このスペースマンボウがもっとも高額でした。リリースされた頃には既に優秀なコンシューマー、長年に渡って日本のPC界に君臨するPC-98シリーズの登場していたことでMSX離れが急激に進んだことが一因でしょう。

見れる機会は中々少ないかと思って、何枚か撮ってみました。







買い取りをお願いしたものは以上となります。

さて、アイテムを送ってから、しばらくして査定のお返事をいただきました。動作不良のものがあり、減額となってしまいましたが、十分納得できる金額をご提示いただきました。
買取承諾の返事をさせていただきまして、ほどなくして銀行口座に代金が振り込まれていました。

一通りの流れが済んでの感想ですが、想像以上にお早いご対応だったこと、やり取り自体もスムーズであったこともあり、大変助かりました。
もう買い取っていただけるようなものはないのですが、探しているアイテムがあるので、機会があれば是非ともお店におうかがいしたいと思っています。
ちなみに大掃除はまだ終わっていません。

最後に、BEEP秋葉原さん、大変お世話になりました。