実は我の父もこの遺跡のどこかで 永遠に眠っているそうです。 我の父はすぐれた仕立て屋でしたが、 賢者にあこがれて賢者になろうと がんばりました。 でも人格不適格だそーで、 賢者になれませんでした。 人類の宝になりうる、すばらしい服の 作り方をあみ出したそうですが、 まだそれを作っていないので 永遠に眠る秘術を自力で探って 服を作る日を待ち続けているそうです。 できれば父の望みをかなえてあげたい。 我にピッタリの服だそうです。 かわいそうな我の父を探してくれませんか。 我の父を見つけてくれましたか! え? 隠れている場所が分からないですって? 我の父はイタズラ好きで、 人をこまらせるのが好きなんです。 さすが人格不適格者です。 娘なので、おおよそ隠れていそうな場所は わかります。 普通に考えたら入れそうもない場所に 隠れるのが好きです。 |
よくここがわかったな。 我が名はドゥラキュエツ。 賢者になれなかった者だ。 我は宝をつくった。 それは誰にも認められず、 我は賢者になれなかった。 その宝は見てはいけない、 使ってはいけない禁断の宝。 もし汝が望むのであれば、 我のもとをおとずれよ。 我はいてはならない存在。 見つからぬように隠れている。 決して入ることのできない ゲートの先にて待つ。 まずは全ての謎に関わらぬ 石像の前で夜を待て。 そして見送る者に言葉をたずねよ。 誰にも知られぬよう、 夜の間にゲートに来るのだ。 |
誰じゃぁ!こんな夜中に!! なに? 言葉? 言葉ってなんじゃぃ! ……おぉ、そういえば 聞いたような気もする。 「誕生をみつめる骨の奥にいる妖精に会え」 これしか知らん。 さぁ、かえれかえれ。 わしゃ1日12時間は寝んと おハダの調子がくずれるんじゃ! |
こんばんは。 ドゥラキュエツ様より聞いています。 けして入ることのできない店に 私の仲間を連れていってあげてください。 そんだけ! 他にも知ってるけどそんだけ! きゃはー! |
またまた我じゃ。 我の出す謎を解いてみせよ。 時をさかのぼってみせよ。 それができれば新たな道が 開けるであろう。 早く来い。宝が見たいのじゃろうが。 |
はーい、我でーす。 巨大な棺へ飛びこめ。 そんだけ! はやくキテキテ。 きゃはー! |
よくぞここまで辿り着いてくれた。 我のいるゲートは開かれた。 けして入ることのできぬ場所に。 見てはいけない宝。 あってはならない宝。 ここに辿り着くほどの者にこそ見て欲しい。 いざ、ゲートに参られよ。 ゲートは見えないけどね。 我でした。 |